調査地点 S5
s5 

小田急線の近くで調査を行っています。St.S4より300mほど下流に下った所で調査しており、途中で栗原川と合流しています。

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グラフ5

人の生活と河川
伊勢原市を流れる鈴川の中で下流部に当たり、以降は平塚市の岡崎方面に流れています。
水質調査の結果を見ると、汚濁の指標であるBODの値が低い月が多く、良好であると言えます。しかし、100mほど下流に下ると伊勢原市
アクアクリーンセンターからの処理水が流入している為、水質が上流部と比べ悪化しています。水質調査下流、SJ1、S6参照。
鈴川からの利水に優れている半面、所処湧き出てくる水が多く、その弊害として深くぬかるんでしまう田(ドブっ田)が所々鈴川周辺の田に
は存在したと言われています。
現在、鈴川は串橋・神戸地区を流れていますが昔は神戸の隣の地区、鈴川地区を流れていたとされ、1706年(江戸時代)に串橋、白根地
区の地頭が田園整備や治水を目的として、鈴川の流れを変えたとされています。

地域的特徴
St.S5は、St.S4同様、鈴川を境にして串橋・神戸おり、水田が広く展開しています。神戸地区は246号線をまたぐように存在し、246号線があ
る北側は住宅地や工場が密集しており南下するにつれ水田が多く見られてきます。
神戸地区の隣には鈴川地区があり、今は埋め立てられて工業団地となっていますが昔は盛んに稲作が行われていました。
小田急線近くの水田地帯は過去に丸嶋郷と呼ばれた稲作地帯だったとされ、農業に適した沖積地から成っている事や鈴川を利用した利水
などの要素から、古来からも稲作に適した地として重宝されていたと考えられます。

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